宗恵の『一日一禅』 123

修竹不受暑(しゅうちくしょをうけず)


「修竹」とは長い竹のことです。

竹やぶに入ると頭上は竹の葉で覆われ、陽射しをさえぎってひんやり涼しい様子をあらわす句ですね。

そよそよと竹の葉をゆらしてそよぐ風の音も聞こえてきそうです。

竹や笹は新しい葉が出てくると古い葉が落ちるので、今が落葉の季節です。

「竹落葉」は俳句では夏の季語なんですね。



「香伝寺」というお寺で毎年「茶筅供養」が行われます。

竹林での野点とそこで振る舞われる点心と筍のお味噌汁。

格別のものがあります。がここ数年、お邪魔していません。

お手伝いを頼まれても子供の行事と重なりお断りしていたので

今更恥ずかしくて行けないのです…。

来年はお手伝いにいこうかな…。