宗恵の『一日一禅』 122

緑斜浮水稲抽秧(りょくしゃふすい いねちゅうおうす)


浅く水の張られた水田に緑色の幼い苗が斜めに頭をのぞかせている

という田植えのあとの風景です。

ここ蒲原平野では一面に水田が広がり、まさに米どころ新潟という風景です。

わたしは学生時代、今の日本文化の素となった「稲作伝来」に興味を持ち

弥生時代を少しかじっていました。

今では研究も進み、発掘事例も増えサッパリついていけませんが

やはり日本人の素は稲作だなぁ、と田園風景を見ながら実感します。

極端に言えば、日本歴史のキーポイントは米、でしょうか…。