宗恵の『一日一禅』 113

渓水山風共清(けいすいさんぷうともにきよし)


澄み切った谷川の水の涼しげなせせらぎと爽やかな風が山歩きで火照った体に心地よい

仲夏の一日の情景が描かれている。

このような大自然の営みに触れて、その中に生き生きと働き続けている大いなる生命の存在を

感得した禅修行者は、古来極めて多い。

玄沙和尚にある修行僧が尋ねた。

「私は新入りの雲水です。悟りに近づく方法を教えてください」

玄沙和尚は言った。

「耳をすましてみなさい。谷川のせせらぎが聞こえてくるだろう」

「はい、聞こえます」

「それが悟りへの入口だ。そこから始めてみるがよい」

淡交テキスト『茶席の禅語編』6月号 より



わたしは毎日家にいて、お気楽に暮らしている専業主婦とお思いの方がほとんどでしょう。

実はそうではないのです…。

朝から晩まで働いています。お休みは基本的には日曜日だけです。

義母があるお店をやっており、その手伝いをしています。

が、実質わたし一人でやっているようなものです。

仕事とプライベートの境がないのが、いいような悪いような…。

夜は中学生に英語と数学を教えています。これは好きでやっていること…。

なんだか今日は、こんなお話をしてみたくなりました。

聞いていただきありがとうございました。