宗恵の『一日一禅』 109

信天行直道(てんをしんじ じきどうをぎょうず)


天地自然の道理を信じて正しい道を進む、という意味です。

物事の道理は自然の中から学ぶのですね。

いつのまにか調子に乗って、自分の都合の良い方向へ、無理に持っていこうとするようになって

道を踏みはずしたHさん、Mさん…。

本来、才能のある人たちなのに、人間として一番大事なところが欠落しているのかな…。

明治・大正期の実業家たちは、また茶人でもありました。

だからと言って、たとえば今の若いIT業界の社長に茶人になれ、という訳ではありませんが

自然と茶の湯の世界に入っていただけるような環境作りも、

わたしたち茶道に関わる者にとって必要なのかもしれません。

現に大宗匠やお家元はロータリーや青年会議所で活躍されていました。

まあ、わたしはご近所の子供たちから始めましょうか。