宗恵の『一日一禅』 96

風揺松竹是歓聲(かぜしょうちくをゆるがす これかんせい)


五月晴れのもと、松や竹の間を薫風が通り、爽やかな音を奏でます。

まるで新緑の野に響き渡る歓声のように聞こえます。

一年でこの時季が一番ウキウキ心躍る季節ではないでしょうか。

家の前を幼稚園の子供達が近くの公園に行くのに

ワイワイがやがや楽しそうに通ります。

子供達の起こす爽やかな風のおすそわけをもらったようで

こちらまで楽しくなります。

この子供達の笑顔を奪うような、卑劣な事件が後をたちません。

どうか世の中が明るく暮らせますように…。