宗恵の『一日一禅』 95
香りシリーズ第2弾!きょうも香りをお届けします。
今の季節、一番多く掛かる句ではないでしょうか。
ある初夏の一日、唐の文宗皇帝が
「人皆炎熱に苦しむも、我夏日の長きを愛す」
と詠んだのを受けて文人の柳公権が答えました。
「薫風南より来り、殿閣微涼を生ず」
「薫風」とは素晴らしい表現ですね。
わたしが初めて手にした色紙がこの句です。
余談ですが、わたしは結婚する前は「夏」が大好きでした。
旧姓に「夏」が入っていることもあって、冬の寒さは苦手でした。
が!雪国にやってきて今では夏が苦手になりました…。暑いのイヤ!