宗恵の『一日一禅』 87

四海隆平波浪静(しかいりゅうへいにして はろうしずかなり)


「四海」とはこの世界を囲む四方の海の内側、すなわち天下すべてを指すそうです。

それぞれの海には神龍が住んでいて、その龍が穏かに眠っていられるほど

天下が落ち着いている、ということです。

冬の日本海は特にその荒々しさで有名ですが

5月に入ると穏かな表情を見せてくれます。

そんな海を眺めていると、心がホッと安らぎますね。

わたしは「海と山とどちらが好き?」と聞かれたら

「海」です。海を一日ボーっと眺めていたいな…。

実際は世界各地で龍が暴れているのですけどね…。