裏千家ではかざりものは「荘りもの」と書きます。「荘」と書いて「かざり」と読ませます。
何故なんでしょうね。不思議です。
裏千家では入門して、
風炉・炉の薄茶・濃茶・炭手前・お棚の扱いを習うと
「小習事十六ヶ条」を習う事が許されます。前八ヶ条と後八ヶ条に分けられます。
前八ヶ条・・・貴人点・貴人清次・茶入荘・茶碗荘・
茶杓荘・
茶筅荘・長緒茶入・重茶碗
後八ヶ条・・・包帛紗・壺荘・炭所望・花所望・入子点・盆香合・軸荘・大津袋
裏千家では茶入荘・茶碗荘・
茶杓荘・
茶筅荘・壺荘・軸荘と六つの「かざりもの」があるわけですね。
茶入荘・茶碗荘・
茶杓荘は茶入・茶碗・
茶杓が由緒のあるものや、
尊敬する方から結婚祝や新築祝でいただいた物のお点前です。
茶筅荘は水指がそのようなものの場合のお点前です。
お稽古の時「ご由緒は?」と聞かれた時「結婚祝に○○様よりいただいた物です。」と
いつも答えます…。一番簡単…。