田部井健二「焼締 水指」

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19日のとき青年部総会のお呈茶で使った水指です。

何年か前に夫が骨董市に行って見つけてきました。

その頃は携帯もなく公衆電話から「いい水指があるんだけど。焼締めのコロンとして可愛いの。」

その「コロンとして」に即「買って!」と返事をしました。

今なら写メで実見できますね。でも夫は骨董市に行かなくなりました。ちょっとつまんないかな…。

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焼締めで釉はかかっていませんが、土の中に景色が出るように何か混ぜているようです。

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蓋の表は土がそのままですが、下のほうの色が変わっているのがおわかりになるでしょう。

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裏は水指本体の色と同じ「金色」です。

練り込みのような手法で土を混ぜたのでしょうか…。

田部井健二  昭和9年(1934年)群馬県館林市生まれ。
       早稲田大学卒業後、岐阜県陶磁器試験場に勤務。
       昭和42年(1967年)「創陶苑」を創設。
という経歴の持ち主です。
3年前の新潟大和デパートの個展でお会いしたことがあります。
とても気さくな方でした。