宗恵の『一日一禅』 1

寿山福海(じゅさんふくかい)


長寿多福を祝う時に用いられます。

「福如東海長流水 寿比南山不老松」
(寿命は南山の松と同じように衰えることなく、福は海のように果てしない)

から出た言葉です。

「寿山万丈高 福海千尋深」
(その寿命は万丈の山のようで、その福徳は千尋の海のようだ)

という形でも使われます。

新しい年を無事に迎えて齢を重ねることができたことをお互いに祝い

さらなる多福を願うために、お正月に多く使われるおめでたい句です。

現代中国においても一般的に用いられる慣用表現だそうです。


今年は『宗恵の一日一禅』として新しい書庫を始めることにいたしました。

「お軸」は茶会で一番大切なものです。

その意味することを皆さまとご一緒に学んでいけたら、と思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。