利休道歌 82

右の手を扱ふ時はわが心 左の方にあるとしるべし

たとえば右の手にお茶杓を持っている時

左の手はきれいにそろえて、左のお膝に上にのせています。

習い始めの頃、右手ばかり気になって、先生から「左の手はお膝の上」とかよく言われました。

左手がどうなっているのか、意識にないのですね。

石州流は武家の茶道だからでしょうか「左右双刀の構え」というのがあるそうです。

茶杓を右に、ついで茶入を左でとれば、茶杓を持つ右手はすぐに、お茶をすくう構えになります。

これを「双刀の構え」と呼ぶのでしょうか…。

使っていない手に心を配り、次にどの動作に移るか考えないで自然にできるように…。

お点前に一分の隙もなく、流れるように出来るよう普段のお稽古に励みなさい

ということですね。