卒業のお茶会 その1

 昨日はわたしが属しておりました茶道裏千家淡交会新潟支部とき青年部主催の「卒業のお茶会」でした。とき青年部では卒業の会員のためのお茶会を役員の方達で開いてくださいます。ついにわたしもその該当者になってしまいました。お招きいただいたのは3人。わたしはお正客を務めさせていただきました。
 11時のお席入りですので、わたしは新潟駅10時2分着の電車で参り、新潟駅からは6月にばら園呈茶をお手伝いいただいたSさんの車で会場に向かいました。会場はビッグスワン近くの「天寿園」。中国式庭園でありながら何故かお茶室があります。ポツポツと降っていた雨も会場に向かうにつれ次第に雨足が強くなり・・・駐車場に入りますとこれぞ「ゲリラ豪雨」という感じでみるみるうちに通路が川のようになっていきます。しばらく様子を見ていましたが一向に収まらず、もうひとりのKさんが豪雨の中走っていくのが見えました・・・。これは行くしかない、と覚悟を決め、Sさんとわたしは足袋を脱ぎおはしょりをして、裸足にお草履で足首まで水に浸かりながら、会場に到着・・・。お玄関ではU子さんがにこやかにお出迎えしてくださいました。タオルまで用意してくださりお心遣いに感謝。
 お待合にはお家元の扇面。煙草盆には唐津の火入が用意されていました。素敵なガラスの器に入った柚子酢をいただいてお席へ。お床には「清心」の横一行、良い具合に濡れた般若勘渓の筒釜がわたしたちを待っていました。ご亭主である部長の心温まるご挨拶。続いて初炭手前はM子さん。M子さんのお手前(お点前も含めて)は初めて拝見しました。堂々としてよかったですよ。羽黒杉で造ったお香合は東北地区大会の記念品。次第にお茶室に白檀の香が漂ってきます。


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可愛らしい絵変わりの月にうさぎのお皿に乗せられた こぼれ萩 美豆伎庵製 をいただいて中立(なかだち・休憩のこと)となりました。

つづく