宗恵の「初心者のための茶道教室」 第12回目

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昨晩は「初心者のための茶道教室」 第12回目。
ノドが痛くゾクゾクしておりましたので、家にある「富山の置き薬」の葛根湯エキス配合の風邪薬を飲んで出かけました。そのせいか、電車の中では新潟駅まで爆睡!!!新潟止まりで良かった・・・。

今年初のお稽古でしたので、花びら餅(菓匠庵製)にいたしました。
本歌は京都・川端道喜の「菱葩餅(ひしはなびらもち)」。
裏千家の初釜ではこれを独楽盆にのせます。
白餅を丸く平らにして赤い小豆汁で染めた菱形の餅を薄く作って上に重ね、柔らかく煮たふくさ牛蒡を二本置いて押し鮎※に見立てたものです。餡は京都の雑煮の意味で白味噌を使用しています。明治頃、道喜から売り出したもので、初めは搗き餅でしたが、最近では求肥になっています。

お稽古は点前座を一箇所にしてお棚のお点前を一回づつ、ゆったりと行いました。先回のお稽古から日にちが経っていましたが、みなさんちょっとアドバイスしただけで、お点前できました。細かなところはまだまだですが、お点前の流れは身についたかな?
あと3ヶ月、お茶の楽しさを感じていただけるように指導できたら、と思います。


※押し鮎は塩漬の鮎で、昔むかしの宮中のおせちメニューだったそうです。