男子茶遊会の市民呈茶席

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昨日16日は新潟県三条市にあります丸井今井邸で行われた市民呈茶席に行ってまいりました。
主催の「男子茶遊会」は県央地域の流派を超えた男性茶人の会です。
実はブログにkakkoさまより「当日は恒例になりました私の手打ち蕎麦を待合でみなさんに召し上がっていただく趣向になっております」とご案内があり、お蕎麦に釣られて参ったわけです"^_^"。

2階の待合に上がりますと、床には
文部省国史編修官兼国宝鑑定官・文化財専門審議会委員・主任調査官などを歴任した田山方南の「東京からお客さまがお出でになるので、柿を全部取るな・・・」といった内容の画賛。
お花の代わりに石菖が・・・ん?もしや・・・。

可愛い中学生の男の子がお蕎麦を運んできてくれました。

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(デジカメを忘れ携帯で撮ったのでピンボケ!)
kakkoさまお心づくしの手打ちのお蕎麦。大変美味しくいただきました。
打ちあがったのが朝?の3時だったそうです・・・。




県央地域は宗偏流・石洲流が多く、また裏千家もほとんどの方が中越支部ですので、全く顔見知りの方がいらっしゃらないこともあり、素人を決め込んでリラックスしてお席が楽しめます。

本席に入ったとたん、みなさん「わぁ~」との声。点前座近くには短檠(たんけい・灯具)、席の所々に行灯が・・・夜咄(よばなし)の趣向。

床に相国寺大龍師の宗旦狐の画賛。
この「宗旦狐」についてはまたの機会に取り上げたいと思います。
花は蠟梅に初嵐が鵬雲斎大宗匠の花押付のどっしりとした竹の一重切に入っていました。
本来なら夜咄には油煙を吸収するといわれ石菖を使うのですが、良い花入れにめぐり合えたということで石菖が待合に置かれていた訳です。
ご亭主kakkoさまの干支でもあるイノシシの香合。

綺麗な金蒔絵の炉縁にたっぷりとしたお釜が良い音を立てています。
山里棚に大きな信楽の水指・・・長岡の作家・今千春の作品。
薄器は丸く可愛いお花の蒔絵がいくつも全体に施してある輪島の作家のもの。
茶杓は井口海仙宗匠作 銘 無事
お茶碗は3代小川長楽。替はかぶらの絵がついた塩笥(しおげ・朝鮮の塩入れの小壺で胴がふくらみ、口がすぼまった形)のお茶碗。
お菓子は銘・埋み火 美豆伎庵製

お道具組その他kakkoさまフォローよろしく(^^)v。

暮れの忙しいひととき、ホッといたしました。
わたしも来年は来ていただいた皆さまにゆっくりしていただけるお茶会がしたいな
と思いました。

お席が終わり・・・遠くから来たということで・・・手打ちのお蕎麦をお腹いっぱいいただきました。
ありがとうございました。水屋のみなさまにも重ねて御礼申し上げます。

次回は来年3月16日(日)場所は同じく丸井今井邸。楽しい春の趣向だそうですよ。


このあと、新津のフラワーセンターで茶花を探してきました。
途中、メルガーデンさんの前を通りました。
へぇ~ここなんだ・・・。